上級救命講習会に参加してきました。
平成28年9月7日(水)に新潟市救急ステーションでおこなわれた上級救命講習会に参加してきました。
22名と沢山の方が参加され、皆さん熱心にメモを取り、実技も実際起きた場合に落ち着いて対処できるようにと、緊張感を持ち取り組んでいました。
さて、講習会の内容は最初に胸骨圧迫(心臓マッサージ)、人工呼吸についてDVDで勉強したあと、実践に入りました。
胸骨圧迫を30回毎に人工呼吸2回が目安になっており、胸骨圧迫の中断は10秒以内が目安とされています。(人工呼吸で上手に吹き込めない時は人工呼吸は省きます)
そのため、胸骨圧迫を30回おこなったあと気道を確保して人工呼吸を2回し、再び胸骨圧迫に移るまでを10秒以内でおこなう必要があります。
次にAED(自動体外式除細動器)の使い方の説明を聞いた後、胸骨圧迫、人工呼吸と合わせた心配蘇生法の一連の流れを実践しました。
人間の脳は2分以内に心肺蘇生が開始された場合の救命率は90%程度ですが、4分では50%、5分では25%程度となります。したがって、救急隊到着までの数分間に現場に居合わせた人による心配蘇生が行われるかどうかが救命率に大きく左右します。
午後からの講習は、
気道異物の除去、熱中症や骨折などの応急処置の方法を学びました。
はじめは「折れても時間が経てば治る」などとあまり大事だと思っていない方が多いようでしたが、「骨折などは命に関わることは少ないが、これらは身近で起こる確率が多く、処置の方法を間違えると感染症や障害が出る可能性もあります。」との話を聞くと、参加者の方々の表情が変わりました。私も「骨折しても痛みを我慢すればくっつくからいいでしょ?」と軽く思っていましたが、実は違うんですよ。
最後に心配蘇生法の実技試験と筆記試験をおこない講習は終了となりました。
現在、駅や学校、スーパーなどの様々な施設にAEDが設置されています。
もちろんSPOFIT新潟が管理する横越総合体育館・みどりと森の運動公園・西川総合体育館にも設置してあります。
一般の人でも使えるように音声メッセージに従って操作できるようになっているので、正しい使い方、心配蘇生法の一連の流れをきちんと学んでおけば、いざという時に命を救うことができるかもしれません。
講習会の内容は5年毎に見直されます。常に最新の内容で、また手順を忘れてしまわないよう、SPOFITのスタッフは定期的に講習会を受講しています。
もちろんそのような場面がないことが一番ですが、もしもの時のためにもさらに理解を深めていきたいと思います。
上級救命講習会は誰でも参加する事ができます。大切な人を守るため、皆さんも一度参加してみてはいかがでしょうか。
[Miyake]
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