上級救命講習会に参加してきました
平成30年6月6日(水)新潟市中央消防署にておこなわれた、上級救命講習会に参加してきました。
定員30名に対し、当日の参加者30名。老若男女様々な世代が一堂に会し、“救命”に対して多くの方が高い関心を寄せていることを感じました。
新潟市消防局では市民を対象に、「救命入門コース」「普通救命講習(成人)」「普通救命講習(乳幼児)」「上級救命講習」と、4種の応急手当講習会を開催しています。
「入門コース」ではAED(自動対外式除細動器)の使用を中心に胸骨圧迫(心臓マッサージ)の実践、「普通救命講習」では主に胸骨圧迫~人工呼吸~AED、という心配蘇生法一連の流れの実践をおこないます。
そして今回受講した「上級救命講習」では、成人・乳幼児に対する心配蘇生法についてそれぞれ実践を交えながら学び、実技試験として一連の流れを評価していただきました。また、講義の総復習として筆記試験もおこなわれました。
講義や実践の合間には講師である救急救命士の方から、実際に心肺蘇生法を施した事例をいくつか紹介していただきました。心肺蘇生に至った経緯は、脳梗塞・心不全・アレルギー性ショック・窒息など実に様々で、いつどこでそういった現場に遭遇してもおかしくはないのだと思い知りました。
講習では、胸骨圧迫をおこなう人、救急車を要請する人、AEDを持ってくる人、の3人で一連の流れをおこないますが、それは「3人で事足りる」という意味ではありません。
適切な強さ・速さの胸骨圧迫を継続する為には複数人での交替が必要ですし、AEDをより迅速に届けるには、場所を把握している人、より速い移動手段を提供できる人が必要です。その他にも、傷病者を移動させる、救急車を誘導する、など様々な局面で協力者が必要となります。
「胸骨圧迫はできる自信がないから」「AEDの場所を知らないから」と傍観者になるのではなく、「自分にできることは何か」と考えることが大切なのだと思います。
新潟市では救急車を要請してから現場に到着するまでに、約8~9分かかると言われています。その短くて長い8~9分、自分には何ができるのか。自分にできることを増やし、尚且つ適切におこなう為にも、皆さんも一度講習会へ参加してみてはいかがでしょうか?
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[Hasegawa]
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